地衣類および地衣生菌の新和名Ⅰ

大村嘉人*, 1, 2・田留健介3・宮澤研人4

New Japanese Common Names for Lichens and Lichenicolous Fungi I
Yoshihito OHMURA, Kensuke TADOME and Kento MIYAZAWA

*E-mail: ohmura-y [at] kahaku.go.jp; 1国立科学博物館植物研究部; 2筑波大学グローバル教育院; 3東京農業大学; 4筑波大学理工情報生命学術院

【大村嘉人・田留健介・宮澤研人.2023.地衣類および地衣生菌の新和名Ⅰ.ライケン22: 25–30.】

 我々の研究チームでは,日本の地衣類と地衣生菌の多様性についての研究を進め,外国産標本との比較も慎重に行い,新種や日本新産種を発表してきた.そのプロセスの基本的な考え方については大村(2022)に詳述しているので,そちらを参照いただきたい.学術論文では学名に対する和名の命名は必須ではないが,新たな報告種を一般の方に理解してもらうために,和名の付与が望ましいと判断される場合もある.
 一方,関連する日本の既報告種の分類学的再検討を十分に行っていない状況で,日本新産種が発表されてしまうことが残念ながらしばしば起こっている.その場合には,日本における既知種との関係が明らかになるまでは,将来の混乱を避けるために日本新産種への和名付与は保留にしておくのが適当だと考えられる.また,記載以降に本人も含めて誰もその存在を確認したことがないいわゆる「幽霊種」に対して,和名がないという理由だけで安易に新たな和名を付与することも避けるべきであろう.なぜなら,それは(実体がないかもしれないのに)その種が確実に存在するという印象を与え,誤解を招く可能性があるからである(大村2021).研究者でも関連種との関係を説明できないようなものや実体が分からないものに公式な和名を付与する意義はほとんどない.そのような分類群を日本語で表すことが必要な際には「○○属の一種,和名なし」とするか,学名のカタカナ読みで表記するようにしている.
 本稿では我々が行った分類学的研究において新たに和名を付与することが適当と判断された種について以下に紹介する.なお,私的な印刷物やウェブサイトにしか掲載されていない和名は,本稿では考慮していない.

ABROTHALLUS クロコブチイヤドリ属(新称)
Abrothallus parmeliarum (Sommerf.) Arnold (Tadome & Ohmura 2022) クロコブチイヤドリ(新称)
 地衣生菌.肉眼でもわかる大きさの子器が黒色でこぶ状となることから命名.
ARTHONIA ホシゴケ属
Arthonia accolens Stirt. (Thor et al. 2000) アオバホシゴケ(新称)
 日本で生葉上から報告されるホシゴケ属でもっとも普通にみられる種である.
Arthonia digitatae Hafellner (Tadome & Ohmura 2022) ハナゴケヤドリホシゴケ(新称)
 地衣生菌.和名はハナゴケ属に寄生するホシゴケ属であることに基づく.
Arthonia incarnata Fr. ex Almq. (Frisch et al. 2017)  カバノキホシゴケ(新称)
 種小名incarnataは「肉色の」の意味であるが,ホシゴケ属の種の和名には同系色に由来するものが多く,混乱を避けるため採用しなかった.本種は針葉樹にも広葉樹にも着生するが,カバノキ属の樹幹基部で見つけやすいことから,これを和名に反映させた.
ARTHRORHAPHIS レモンイボゴケ属
Arthrorhaphis aeruginosa R. Sant. & Tønsberg (Zhurbenko et al. 2015) ヤドリレモンイボゴケ(新称)
 地衣生菌.ただし,以下のA. alpinaタカネレモンイボゴケやA. bullataレモンイボゴケでも稀に地衣寄生として見つかる場合がある(Frisch et al. 2022).
Arthrorhaphis alpina (Schaer.) R. Sant. (Frisch et al. 2022) タカネレモンイボゴケ(新称)
 髄層にシュウ酸カルシウムの結晶がある.本分類群は世界からの材料をもとに分子系統解析を行うと多系統となるため,今後の詳細な分類学的検討が必要な種である.日本からも本分類群に含まれる標本が採集されており,Frisch et al. (2022)ではA. alpina s. lat.として扱われている.このため,和名の上でも他の日本産種から区別しておくのが適当と考え,種小名のalpinaに基づき本和名を与えた.
Arthrorhaphis bullata Frisch & Y. Ohmura (Frisch et al. 2022) レモンイボゴケ
 かつてA. citrinella (Ach.) Poeltにはレモンイボゴケの和名が当てられていたが,Frisch et al. (2022)では狭義のA. citrinellaが日本には分布していないことを明らかにした.地衣体が膨れて粉芽がないという形態的特徴から,レモンイボゴケの和名を本種に適用した.
Arthrorhaphis farinosa Frisch & Y. Ohmura (Frisch et al. 2022) コナレモンイボゴケ(新称)
 種小名および和名は,地衣体表面が顆粒または穀粉状の粉芽で被われる特徴に基づく.
BAEOMYCES ヒロハセンニンゴケ属
Baeomyces carneus Flörke (Sugimoto & Ohmura 2023) ニクセンニンゴケ(新称)
 学名の種小名carneus「肉色の」,「肉のような」に基づいて和名を与えた.Baeomyces rufus (Huds.) Rebent.アカセンニンゴケに酷似するが,ノルスチクチン酸を持つことで区別される.
BYSSOLECANIA ニセワタヘリゴケ属
Byssolecania hymenocarpa (Vain.) Kalb (Thor et al. 2000) ウスイロニセワタヘリゴケ(新称)
 和名は,子嚢盤が淡黄褐色であるという特徴に基づく.
Byssolecania variabilis Vězda, Kalb & Lücking (Thor et al. 2000) アオニセワタヘリゴケ(新称)
 和名は,子嚢盤が青灰色であるという特徴に基づく.
BYSSOLOMA ワタヘリゴケ属
Byssoloma vanderystii Sérus. (Miyazawa et al. 2022) ヤツヘヤワタヘリゴケ(新称)
 和名は,子嚢胞子が8室であるという特徴に基づく.
Byssoloma chlorinum (Vain.) Zahlbr. (Miyazawa et al. 2022) コナワタヘリゴケ(新称)
 地衣体が粉状であるという特徴に基づく.
CETRELIA トコブシゴケ属
Cetrelia monachorum (Zahlbr.) W.L. Culb. & C.F. Culb. (黒川1964; Kurokawa 2003) ナメラコフキトコブシゴケモドキ(新称)
 本種は近縁のC. cetrarioides (Duby) W.L. Culb. & C.F. Culb. コフキトコブシゴケモドキからは,裂片腹面の偽盃点がないまたはほとんどないことやインブリカール酸を主要成分とすることで区別される(Obermayer & Mayrhofer 2007; Mark et al. 2019; Sugimoto & Ohmura 2023).
CHROODISCUS ボンゴケ属
Chroodiscus defectus Papong & Lücking (Thor et al. 2000) コゲボシゴケモドキ
 これまでコゲボシゴケモドキの和名は C. mirificus (Kremp.) R. Sant. に与えられていたが,日本から報告されていた C. mirificus は C. defectusであることが結論付けられた (Papong et al. 2009).よってここで,新たに C. defectus にコゲボシゴケモドキの和名を割り当てた.
ECHINOPLACA ヒメヒゲチイ属(新称)
 これまで本属にはヒメヒゲゴケ属の和名が与えられていたが,本属内のE. epiphylla Féeには,すでにヒメヒゲチイが命名されている(Ohmura & Kashiwadani 2018).また,蘚類にヒゲゴケ属Fauriellaがあることから,混乱を避けるためEchinoplacaの和名をヒメヒゲチイ属に改名することを提案する.さらに,本属が所属するGomphilaceaeはヒゲゴケ科と呼ばれてきたが,蘚類のTheliaceaeと和名がかぶるため,ヒゲチイ科に改名することを提案する.
Echinoplaca leucotrichoides (Vain.) R. Sant. (Thor et al. 2000) クロトゲヒメヒゲチイ(新称)
 和名は,先端が黒い微小なハイフォフォアを地衣体上によく作るという特徴に基づく.
Echinoplaca pellicula (Müll. Arg.) R. Sant. (Thor et al. 2000) チョロギヒメヒゲチイ(新称)
 和名は,チョロギの塊茎のような形をした子嚢胞子を産生する特徴に基づく.
FELLHANERA コバシラゴケ属
Fellhanera microdiscus (Vain.) Vězda (Thor et al. 2000) コゲチャコバシラゴケ(新称)
 和名は,子嚢盤が濃褐色であるという特徴に基づく.
Fellhanera rhaphidophylli (Rehm) Vězda (Thor et al. 2000) ヨヘヤコバシラゴケ(新称)
 和名は,子嚢胞子が4室であるという特徴に基づく.
FOURAGEA アオバキゴウゴケ属(新称)
Fouragea viridistellata (Sérus., Lücking & Sparrius) Ertz & Frisch (Thor et al. 2000; Frisch et al. 2014) アオバキゴウゴケ(新称)
 Fourageaは,キゴウゴケ属Opegraphaとは主に子嚢と胞子タイプといった形態的特徴や,生葉上という生育環境も異なることから(Frisch et al. 2014),和名としてアオバキゴウゴケ属を新たに提唱する.
GALLAICOLICHEN ノミノサカズキチイ属(新称)
Gallaicolichen pacificus Sérus. & Lücking (Miyazawa et al. 2022) ノミノサカズキチイ(新称)
 本種は,微小な栄養繁殖体(ペルティディアpeltidia)で満たされたカップ状の構造体(ペリティディアンギアpeltidiangia)が地衣体上に生じることで特徴づけられる.和名はこの微小なカップ状の構造が盃(さかずき)のように見えることに基づく.
GYALECTIDIUM クボミサラゴケ属
Gyalectidium caucasicum (Elenkin & Woron.) Vězda (Thor et al. 2000) トゲナシシロクボミサラゴケ(新称)
 和名はハイフォフォアや毛のない白色の地衣体を持つことに基づく.
Gyalectidium setiferum Vězda & Sérus. (Miyazawa et al. 2023) ナガシロヒゲクボミサラゴケ(新称)
 子器は知られていない.和名は,地衣体にハイフォフォアの一部である白く長い毛状構造が多数生じることに基づく.
LICHENOPUCCINIA サビビョウモドキ属(新称)
Lichenopuccinia poeltii D. Hawksw. & Hafellner (Tadome & Ohmura 2022) サビビョウモドキ(新称)
 地衣生菌.さび病菌のプクキニア属Pucciniaに,形態的な特徴が似ている地衣生菌であるためLichenopucciniaとされた.そのためモドキを付けて命名した.
LITHOGRAPHA イワキゴウゴケモドキ属(新称)
Lithographa tesserata (DC.) Nyl. (Davydov et al. 2022) イワキゴウゴケモドキ(新称)
 Lithographaイワキゴウゴケモドキ属は,リレラ状の子器がOpegraphaキゴウゴケ属にも似るが,胞子が単室またはやや石垣状多室となる点などで異なる.Litho-は石や岩を表す.本種の和名はそれらを反映させたものである.ちなみにキゴウとは「揮毫」のことで,毛筆で文字や絵をかくことだそうだ.
OVICUCULISPORA カッコウチイヤドリ属(新称)
Ovicuculispora parmeliae (Berk. & M.A. Curtis) Etayo (Tadome & Ohmura 2021) カッコウチイヤドリ(新称)
 地衣生菌.属名の-cuculi-は鳥のカッコウを意味する.カッコウは自分より体が小さい鳥の巣に卵を産み付ける「托卵」という繁殖を行う.托卵された鳥は,自分より体が大きいカッコウの雛を子どもと勘違いして育てるため,巣に大小の2種の鳥が混在する状態になる.本地衣生菌は減数分裂の過程で大小2つのサイズの胞子を一子嚢中に生じ,その様子があたかもカッコウの托卵を彷彿とさせる.本和名はこの特徴に基づいた.
PORINA マルゴケ属
Porina cupreola var. nipponica G. Thor, Lücking & Tat. Matsumoto (Thor et al. 2000) ヤマトアオバマルゴケ(新称)
 和名は,生葉上に生育する日本固有の変種であることに基づく.
Porina epiphylla Fée (Thor et al. 2000) アオバマルゴケ(新称)
 学名の種小名epiphyllaに基づいて和名を与えた.
Porina kamerunensis F. Schill. (Thor et al. 2000) キイロホルトノキゴケ
 キイロホルトノキゴケ は P. chrysophora (Stirt.) R. Sant. に与えられていたが,日本の P. chrysophoraP. kamerunensis であることが結論付けられている (Lücking 2008; Miyazawa et al. 2022).よってここで,新たに P. kamerunensis にキイロホルトノキゴケの和名を割り当てた.
Porina rufula (Kremp.) Vain. (Thor et al. 2000) ヒラアカマルゴケ(新称)
 本種はレンズ形で基部が広く明黄赤色の被子器が特徴的な種であり,和名はそれに基づく.
Porina leptosperma Müll. Arg. (Thor et al. 2000) スカシニセアカマルゴケ(新称)
 本種はアカマルゴケ P. semecarpi Vain. に似るが,被子器の解剖学的構造が異なる.また,本種はP. tetramera Vain. にも酷似するが,たいてい被子器はわずかに透明であるという点や共生藻の形態が異なる.和名は,その特徴に基づく.
Porina tetramera (Malme) R. Sant. (Thor et al. 2000) ニセアカマルゴケ(新称)
 本種はP. leptospermaにも酷似するが,被子器は透明にならない点や共生藻の形態が異なる.
PRONECTRIA ヤドリアカツブタケ属(新称)
Pronectria japonica Zhurb., Tadome & Y. Ohmura (Zhurbenko et al. 2018) オオヤドリアカツブタケ(新称)
 地衣生菌.Nectriaがアカツブタケ属であるため,Pronectriaをヤドリアカツブタケ属とした.本種は属内でも特に胞子サイズが大きいため,「オオ」を付けた.
PROTOTHELENELLA クロコイボゴケ属(新称)
Protothelenella sphinctrinoides (Nyl.) H. Mayrhofer & Poelt (Ohmura & Mayrhofer 2016) コケノクロコイボゴケ(新称)
 本属は地衣化・非地衣化の種を含み,コケや植物の残骸,腐った木,岩,土などに生じ,地衣生菌となることもある.属の和名は,被子器の色や形態的特徴および接尾辞-ella(小さいものを示す)を反映させて黒小疣苔とした.本種は亜高山から高山帯の蘚類上から見つかっている.
RECONDITELLA ヘリツキチイヤドリ属(新称)
Reconditella physconiarum Hafellner & Matzer (Tadome & Ohmura 2022) ヘリツキチイヤドリ(新称)
 地衣生菌.葉状体や宿主の子器の縁に集中して,球状の子実体を付ける特徴から命名.
RINODINA ビスケットゴケ属
Rinodina endospora Sheard (Galanina & Ohmura 2022) コブクレビスケットゴケ(新称)
 和名の「小膨れ」は子嚢胞子の隔壁部分がやや膨れることに基づく.本種の子嚢胞子はDirinaria-typeで,大きさは(20.5–)23–24(–27.5) × (8.5–)9–10(–12) μm.
Rinodina macrospora Sheard (Galanina & Ohmura 2022) オオミビスケットゴケ(新称)
 種小名のmacrospora「大きい胞子」に基づいて,「大実ビスケット苔」とした.胞子に「実」を用いるのは気になったが,クロミモジゴケ(胞子が褐色になることに由来)のような事例もあるため許容範囲と判断した.本種の子嚢胞子はPhyscia-typeで,大きさは(26.5–)28–32(–33) ×(12–)13–13.5(–14) μm.
SCLEROCOCCUM ヤドリクロビョウタケ属(新称)
Sclerococcum glaucomarioides (Willey ex Tuck.) Ertz & Diederich (Tadome et al. 2023) オオヤドリクロビョウタケ(新称)
 地衣生菌.元はクロビョウタケ属Dactylospora(きのこ)に所属していたので,寄生性を表すためにヤドリを付けた.S. parasiticumヤドリクロビョウタケより胞子が大きい.
Sclerococcum parasiticum (Flörke) Ertz & Diederich (Tadome et al. 2023) ヤドリクロビョウタケ (新称)
 地衣生菌.S. glaucomarioidesS. pertusariicolaと胞子サイズが異なる.
Sclerococcum pertusariicola (Willey ex Tuck.) Ertz & Diederich (Tadome et al. 2023) コヤドリクロビョウタケ(新称)
 地衣生菌.S. parasiticumヤドリクロビョウタケより胞子が小さい.
SPHAERELLOTHECIUM アミダマチイヤドリ属(新称)
Sphaerellothecium araneosum (Rehm ex Arnold) Zopf (Tadome et al. 2023) アミダマチイヤドリ(新称)
 地衣生菌.Sphaer-はラテン語で「球」を意味し,本属の特徴である網状の菌糸についても合わせて和名に反映.
SPOROPODIUM アミハシゴケ属
Sporopodium flavescens (R. Sant.) Vězda (Thor et al. 2000) ノミノキズキンチイ(新称)
 和名は,キャンピリディアが鮮黄色である特徴に基づく.
Sporopodium phyllocharis (Mont.) A.Massal. (Thor et al. 2000) ノミノシロズキンチイ(新称)
 和名は,キャンピリディアが淡灰色で部分的に粉霜を伴う特徴に基づく.
STIGMIDIUM ヤドリマルミゴケモドキ属
Stigmidium subcladoniicola van den Boom (Tadome & Ohmura 2022) コヤドリマルミゴケモドキ(新称)
 地衣生菌.ヤドリマルミゴケモドキ属のなかでも子器,胞子のサイズが小さいため「コ」をつけて命名した.
STRIGULA アオバゴケ属
 Strigula をより細かく6属に分ける考えもあるが(Jiang et al. 2020),単系統群であり,ここでは広義のアオバゴケ属Strigula s. lat.を用いる.
Strigula melanobapha (Kremp.) R. Sant. (Thor et al. 2000) ミシンメアオバゴケ(新称)
 和名は,地衣体の裂片が黒色の破線で縁取られる特徴に基づく.
Strigula nitidula Mont. (Thor et al. 2000) ニセクロミアオバゴケ(新称)
クロミアオバゴケS. subelegans Vain. に似るが,地衣体が薄く,裂片が黒線で縁取られ,よりサイズの小さい子嚢胞子を産生する点で異なる.
Strigula subtilissima (Fée) Müll. Arg. (Thor et al. 2000) フチドリアオバゴケ(新称)
 和名は,裂片が黒色の連続した線で縁取られる特徴に基づく.
VOUAUXIELLA ミドリクサリチイヤドリ属(新称)
Vouauxiella lichenicola (Linds.) Petr. & Syd. (Tadome & Ohmura 2022) ミドリクサリチイヤドリ(新称)
 地衣生菌.和名は,青緑色の分生子が鎖状になることに基づく.

引用文献
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